タイトルから理解するのは難しいと思っています。
今から伝えるのは、サーブの最も根幹となる皆さんの体の使い方の部分です。
サーブは体の使い方が2つに分けれます。
それが【槍投げ型】と【野球型】の2種類です。
この2つの体の使い方の違いの綴ります。
槍投げ型
【槍投げ型】とはズバリ、私達がサーブを打つ際の体の使い方です。
【槍投げ型】は、
1 下半身を落とした所からスタートし、
2 そこから伸び上がりながら、
3 そして腕も上に伸ばしながら投げます
テニスのプロは必ずこの体の使い方をしています。
なぜこの体の使い方なのか?
この体の使い方をすると、ボールを下から上に持ち上げながら打つ為、
「自然と前回転になり勝手にボールが落ちます」
この勝手に前回転になるという事が大事です。
回転をかけようと思って打つ必要は無いんです。
そもそもサーブとは、
1 ボールをネットを越させ
2 ボールをサービスラインの内側に入れる
というショットです。
ボールに前回転がかかっていれば、
1 ネットよりも高い場所を通してネットミスを避けつつ
2 ボールが落ちるから、サービスラインの内側に入りやすく
3 ボールが落ちるから、スピードを上げられる
という性質があります。
以上のように、サーブは下から上に体重移動をさせてボールをヒットさせます。
ちなみに「伸び上がりの頂点に達する前にヒットさせる」ようなイメージを持てればなお良しです。
野球型のサーブ
この【野球型】の打ち方は、よくビギナーや女性に多くいます。
理由は、体の使い方が槍投げ型と比べて簡単なのと、そこまで力を必要としない為でしょう。
具体的な【野球型】の体の動き方は、
1 体を真っ直ぐにして高い位置を作り
2 そこから沈み込む
3 腕を真上から真下へと振り出します
この様に野球型の動作は簡単な為、ビギナーや特に力の弱い女性が自然と選びやすくなってます。
ただテニスにおいては、デメリットの方がデカいです。
理由はズバリ、ボールが後ろ回転になるからです。
真上から真下に振る性質上ボールは後ろ回転になり、スーッと空中を伸びていってしまいます。
そうなるとです。
「仮にネットギリギリを通したとしても、そのままサービスラインを越えて大きくフォルトしてしまう」のです。
思い出してください。
そもそもサーブとは、
1 ボールをネットを越させ
2 ボールをサービスラインの内側に入れる
というショットなんです。
ということは。
1 ネットをギリギリ通せばネットミスは増え
2 スピードを持ってギリギリネットを通すとフォルトしやすく
3 さらに逆回転がかかっていれば、なおのことボールが落ちずらい為フォルトしやすい
というように。
上達してスイングスピードが上がるほど逆に入りずらくなってしまう打ち方なのです。
まとめ
【槍投げ型】と【野球型】
どちらもメリットとデメリットがあります。
【槍投げ型】
メリット:ボールが入りやすい・スピードを上げやすい・角度をつけやすい
デメリット:難しい
【野球型】
メリット:簡単・習得しやすい
デメリット:ボールを入れずらい・スピードを上げずらい・角度をつけずらい
まさにコインの表と裏の関係です。
ただ冒頭でも綴った通りですが、テニスのプロは【槍投げ型】でサーブを打ちます。
だからこそ【野球型】から【槍投げ型】に移行するのが【理想】です。
ただ無理にとは言いませんよ。
人にはタイミングがありますから。
まぁこれを見計らうのがコーチの仕事ですけどね。
と、こんな感じで、自分がどちらのタイプのサーブを打っているのかを知るという必要があります。
分かった上でサーブの練習をしなければ、上達もしませんし、何よりケガをする可能性もあります。
しっかりと自分自身を理解しましょう。
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