失敗した事は既に過去。
だからこそ忘れて次に集中しよう!
これはメチャメチャ肝心なメンタルだと思います。
人間は過去の失敗を引きずり、目の前の事に集中出来なくなる事が多々あります。
ですがですよ。
かと言って練習中のミスを簡単に忘れてしまってもよいのでしょうか?
確かに試合中に過去の失敗をクヨクヨしていたら全然ダメですよ。
ですが、練習中の技術練習において、むしろ真摯に悩んだ方がいいと思います。
その理由とは?
これを綴ります。
練習中は悩んで認識しよう
練習中は真面目に悩む。
悩むというより「認識する」、が正しいワードだと感じます。
もしもまだ、自分自身がミスをする原因を把握出来ていないのであれば、それは自分自身に対する理解が乏しい状態です。
自分のミスの傾向、そしてミスする時の癖がある、という事を認識しましょう。
このような認識を持たなければ前進はありません。
なぜ失敗するかの分析をしよう
自身のミスに対して認識した後は「自分がなぜ失敗するのか」の分析が始まります。
失敗するには必ず原因があります。
フォアのテイクバックが遅かったり。
打つ時ボールを見ていなかったり。
いろいろな原因があると思われます。
例えば。
ワタベはフォアを失敗する時は下半身の落としが足りなくなる傾向にあり、手打ちになる癖があります。
あと他にも3つぐらいミスに繋がる癖を持っています。
この様に、ミスに繋がる自分の癖を分析しなくてはなりません。
ミスに繋がる動作を避けよう
ボールを入れるには2つの考え方があると思います。
1つ目は理想的な動作でボールを入れる。
2つ目はミスをする動作を避けてボールを入れる。
ミスをする動作を避ける事が出来れば、理想的なフォームに近づける事にもなります。
言うならば、「理想的な動作」と「ミスに繋がる動作を避ける」は「コインの表と裏」のようなものです。
2つで1枚のコインなのです。
しかし、なぜ2つの考え方が必要なのか?
そりゃ理想的なフォームで打ち続ける事が出来たら幸せですよ。
ですがプレッシャーがかかる局面において、その理想は叶うのか?
経験上、プレッシャーがかかればかかるほど、ミスに繋がる動作が出やすくなります。
プレッシャーが無い状態とプレッシャーがある状態は全くの別物です。
言うならば。
理想的な動作は、レーシングカーで舗装された道路を走る様なもの。
ミスに繋がる動作を避ける事は、ジープで荒れた道を走り切る様な発想です。
プレッシャーがある状態を想定して、丁寧にプレーする。
それが、このミスに繋がる動作を避ける、という発想なのです。
理想的な動作を行う事を目標としながら、ミスに繋がる動作を避けましょう。
ミスする動作に再現性を持たせる
こうした失敗する動作は意図せず来たりするものです。
しかし、この癖を自分で意図的に行えるようになったら?
こうなってしまえば、それは自分の技術の引き出しの中の内の一つになります。
そしてその動きを脳だけでなく、体で避ける事が出来るようになります。
これが失敗すらも自分の引き出しに入れる、という発想です。
まとめ
誰しも失敗するのは苦しいです。
打つ前から自信が出ず、酷いミスショットが出た時は本当に落ち込みますし、ラケットを投げて、そのままテニスを止めたくなります。
でも、やめない。
やめてたまるかの気持ちが大事です。
あなたの回り道は決して無駄ではないです。
その歩いてきた道のりを大事に、自分の引き出しに入れてあげてください。
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