【必読】テニスは自己を形成して環境と闘う

テニスブログ

テニスはとても難しいスポーツで、なかなか上達しません。



その理由、最近ワタベ分っちゃいました。



まぁ異論は認めますし、今後も発展していくとは思っていますが、現時点ではこれが一番真理に近いと自負しております。



よって今回は「テニスは細かな技術によってショットが構成され、身体と精神のコンディションによって左右されるが、その全てを管理するのは脳である」という事をここに綴ります。

自己イメージの体系化

まずはこの図ご覧ください。

この図は、ワタベが脳の中で「テニスとはこう出来ている」と具現化した物です。



まず【自己】とは、この三角の図によって構成されます。

この【自己】の形成をする事により、外の【環境】に対して闘う準備が出来るのです。

その【自己】の形成をする上で、まず【脳】の解説からスタートする必要があります。

全てをまとめる脳の解説

どんなに練習しようが、トレーニングを積もうが、最上段に位置する脳の使い方を知らなければ、上手くいきません。

まぁ一言で【脳】を表すと、イメージ製造機です。



このイメージ製造機の働きによって、人間はポジティブにもなれるしネガテイブにもなります。



そうです。ポジティブかネガティブのどちらかしかありません。



日本人はネガティブに考える傾向にあります。

だからこそ、成功するイメージを何度でも頭の中で再生するのです。



そのイメージは詳細であればあるほど好ましいです。

ボールの軌道、ボールの打感、身体のキレ、相手の顔や動き、周囲の景色や音、地面の硬さ、などなど。

前もって全てを想像し、それを何度も脳内で再生し、頭の中で実際の出来事として捉えるのです。



それが出来れば、これからの全ての出来事は既に経験済みとなり、全く緊張しなくなります。



これが【アファメーション】と呼ばれるテクニックです。

アファメーションを使って脳を常にポジティブな状態を保つのです。

各ショットの役割

テニスの試合では、ストローク、ボレー、サーブを使ってゲームを組み立てていきます。

その各ショットの習得度、強さ、正確性は具体的な細かい技術の上に成り立ちます。

これらは全体像をイメージとして捉えて、いい見本をマネする感覚で覚えるといいです。

具体的な細かい技術の役割

ここでは【フォアハンドストローク】を題材にして解説します。

はい。ほんとフォアハンドばっかですんませんw



まずフォアハンドストロークに必要な技術は
①:テイクバックなどのボールを打つまでの準備の技術
②:実際にボールを打つまでのフットワークや、ボールへの入り方の技術
③:実際にボールを打つ際の技術

と、このように大きく分けて3種類の技術が必要ですが、さらに細かい具体的な技術によってこれらは成り立っていますので、ここでは説明しきれません。



昨今のテニススクールの乱立や、テニス系Youtubeの誕生によって、この細かく具体的な部分がやたらピックアップされるようになりました。

ですが、これはあくまでもショットの習得が目的でして、このブログをご覧の方は、「分かってても試合じゃ出来ない」という方が多いかと思います。



その理由は次の項目で話す、【身体】【精神】の部分が大きく関わってきます。

身体と精神の役割

どんなに素晴らしい技術を持っていたとしても、身体と精神の準備が出来ていなければ、その全てをコート上で表現する事は容易でありません。



これは以前の投稿でも言及した事ですが、【精神・メンタル】の準備は【身体】の準備が出来ると、自然と仕上がります。



具体的な流れは
【身体・精神】=【集中力】=【心拍数】=【汗】=【運動量】
と、このような流れになります。



よって、まず身体を動かして汗かけば、自然と身体も精神の準備も出来るのです。

詳しい事は下記の投稿で解説していますので、こちらをご一読ください。

脳の役割について再度解説

ここまで読んでいただけたからこそ、もう一度脳の役割について解説すると理解が深まります。



脳は全てを管理しています。



だからどんなに身体、精神、技術が完璧な準備が出来ても、脳の中では失敗イメージが先行すれば決して上手くいきません。


そうでなければ、「なぜ世界のトッププロが突然サーブが入らなくなったり、フォアがイップスになったりするのでしょうか?」


だからこその「脳のコントロール」で自己を作って【環境】と闘うのです。

環境と闘え

闘う相手は自己では無く、環境こそ【アナタの闘うべき相手】です。



環境は、対戦相手、自然、観客、敵の応援、味方の応援、責任、プレッシャー、過去の栄光などなど。。。



これらと戦っていかなければなりません。



ただコートの反対側にいる人間がアナタの対戦相手である事は間違いありませんので、【脳】をコントロールして余計な雑念など振り払い【集中】して相手と闘います。



その闘いの中で必要な能力が、変化する環境に対して都度チューニングを合わせる【認知力】です。

この【認知力】に関してはまたの機会に話すとします。

まとめ

練習はテニスだけでなくスポーツ全般、勉強、仕事において超重要です。



ただし。

どの部分を狙って練習しているのか?

どの部分を狙っているコーチのアドバイスか?

どの部分に着目した動画を観ているのか?



この情報の仕分けが超肝心なのです。



まぁ、本当はこういった考えはコーチ側が先に理解する必要があります





例えばこんな話があります。

「あるジュニアのお父さんが悩んでいました。8歳の息子が意味も無くネットに出てボレーミスを繰り返している。理由はボレーに出ると3ポイント入る【ルール】だし、出ると褒められるから。その結果、試合になると全然勝てない」



これはまさに典型的な悪いケースです。

ショットの習得が目的になっており、その為の細かい技術指導のみばかりが伝えられている、悪い例です。



ショットの習得が目的になれば、自己形成は出来ないどころか、環境と闘えないのです。

必ず目標は「環境と闘う為の自己形成」で無くてはならないのです。





こんな情報過多の時代だからこそ、我々は「今どのポイントについてフォーカスされているのか」を認知しましょう。

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